意外と知らないデニムのディティール 1:リベット
衣料品のディティールの名称って意外と一般的には知られてません。
しかしネックラインやカラーの形一つとっても、その名称は様々。
ディティールを知ってると販売員さんに希望を伝えたい時や、製品をお修理したい時に伝えやすいのでとっても便利です。デニムにはデニムならではのディティールや部品があるので、是非知っておいて欲しいです。
そこで今回ピックアップするのはこちら!
そう、「リベット」です!
【リベットとは?】
頭部とねじ部のない胴部からなり、穴をあけた部材に差し込んで専用の工具でかしめることで反対側の端部を塑性変形させて接合させる部品。
ジーンズのポケットの端についてる金属製のあれですね。リベットという言葉は、本来「取り付ける」を意味するフランス語のrivet(ヴェートと読みます。)からきているようです。
ジーンズは過去、ワークパンツだった事は有名なお話ですが、そこで一番重要になるのが耐久性。過去のジーンズは糸で縫い合わせただけだったようですが、それではポケットのように生地が重なった部分にどうしても負荷がかかってしまいます。そこを補強すべくリベットが誕生したのだと言われています。
こうすることで、ポケットに手を出し入れしても、ものを入れたりしても、縫い目が切れないで済むようになったという訳です。
そんなリベットも、今の時代ではデザイン性に富んだものが多く、おしゃれなリベットによって製品がユーザーに与える印象も全く異なってきます。
BMCでもリベットのデザイン性にこだわっており、
ファンには嬉しい、ブランド名が刻印されたものや、
ゴールドのスターが型どられたアイコニックなデザインのものまでございます。
リベット一つでここまで印象が変わってくるのも、ジーンズの面白いところです。
デザイン性にこだわりのある方は、リベットで差をつけるのも面白いかもしれません。