JOURNALジャーナル

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【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#4

今回は、ダラダラした前置きはNOTHING!

エモい事も書いた方がいいのかなぁ?と思いつつ・・・俺には無理だという事で(求めてないと思いますが)

リアルな生々しさを伝えて行ければと思います。

ちなみにさっ、前回の話は理解できてる?

算数や算数的思考は何の商売するにも必須ですよ〜

#算数できない人はビジネスやっちゃダメ ですね(笑)

ってなわけで、今回も始まりまぁ〜すっ。

 

 

 

【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#4

 

ってなわけで、前回までの お・さ・ら・い 。

アパレルブランドを立ち上げて食っていく為の設定はこんな感じです。

 

*年間経費 : (仮)763万2千円

*卸売年間売上高 : 3052万円8千円

*卸売価格 : 3,500円(店頭販売価格 7,000円、掛け率50%)

*年間販売点数 : 8,722本(月間販売点数 726本)

*粗利率 : 25% = 763万2千円

 

どうなのよ〜これって・・・

いくら経験値があるとしても・・・・卸売年間売上の25%が粗利って事はさっ、仕入代金って、2289万円6千円でっせ!!!!!!!!

とりあえず今は考えないで・・・先に考えないといけない事があるっ!!!

 

年間販売点数 8,722本(月間販売点数 726本)を店に届ける送料金って必要ですよね。

これを経費として考えないとね( ͡° ͜ʖ ͡°)

 

 

商品1点あたりの配送料を設定する

 

アパレル業界でサラリーマンやってると、配送代金って考えないですよね(苦笑)

俺なんか、完全無視してましたよ。

会社からも商品原価、販管費(特に人件費)、売上(って事は粗利)はやいのやいのと言われてましたが・・・・配送料?はぁ?知らねーよっ!って思ってる人多いんじゃないのかなぁ〜

物を動かすって必ず費用が発生します。

 

物が動く = お金が発生する

 

これ当たり前の話です。

*余談ですが(直ぐに余談すみません)、物が動く際に発生する運賃を負担しない会社ありますよね〜一切負担しない・・・・そんなところとはお付き合いしますが・・・気持ちは入らないですよね〜経営者としてね。

会計の勘定科目でいうところの【荷造運賃費】ですね。

特に今なんて、この荷造運賃費をどうやって抑えるか?ってのが物販を行う企業の命題の一つじゃないのかな。

2016年当時も、荷造運賃費のことがチラホラ聞くようになってたと記憶していますよ。

 

じゃ、どうやって配送料を設定するのか?

 

それはね・・・・・・・・こやるんですよ(やったんですよ)!!!

 

(ダンボールの3外辺の長さ)

深さ:40cm × 幅:40cm × 長さ:60cm = サイズ140

 

があるとします。

このサイズ140のダンボールを東京から北は北海道、南は沖縄まで送ると想定した宅配業者の平均価格は・・・

 

(サイズ140 全国配送平均価格)

1,983円(税抜)

 

となります。

このサイズ140のダンボールにジーンズが何本入るのか?

この試算は3内辺で考えないといけないです(ダンボールの厚みがあるので)。

 

(サイズ140 に格納できる本数)

ジーンズ 20-25本・・・25本はパンパン状態です(苦笑)

 

って事は、ジーンズ1本あたりの配送料はこうなります。

 

(ジーンズ1本あたりの配送料)

サイズ140 全国配送平均価格:1,983円 ÷ サイズ140に格納できる最小本数:20本 = 99.15円 → 100円

 

ジーンズ1本あたり100円の配送料を考えないといけません。

実は、配送料だけでなく・・・サイズ140のダンボール代金も考えないといけませんよね。

 

(サイズ140 ダンボール代金)

248円・・・ジーンズ1本あたりの段ボール代金は12.4円(13円)です。

 

って事はね!

って事わね!

こうなるっしょ! みんなついてきてる?

 

(サイズ140ダンボール 配送時のジーンズ1本あたりの賞味配送料)

113円

 

 

掛け率アップして配送料をまかなう算段をする

 

ジーンズ1本あたり113円の配送料を考えないといけません。

という事は・・・年間の配送料は、

 

年間販売点数:8,722本 × ジーンズ1本あたりの配送料:113円 = 年間配送料:985,586円(もうバックリ100万円)

 

って事になりますよね。

各ターゲットのお金の基準を決めました。

ちゃぶ台ひっくり返すのも面倒なので・・・年間100万円もの配送料をどう捻出するか?を真剣に考えないといけません。

・・・・

・・・・

・・・・

よっし!掛け率上げてみよ(笑)って普通はなりますよね〜(°▽°)

 

(卸売価格の変更)

*元卸売価格:3,500円 + バックリ配送料:115円 = (仮)新卸売価格:3,615円

 

となります。店頭価格7,000円は変更しないので・・・じゃ、新掛け率は???

 

(新掛け率設定)

*(仮)新卸売価格:3,615円 ÷ 店頭販売価格 7,000円 = 0.516 → 新掛け率 52%

 

掛け率が50%から52%に上がりました。

これね。注意が必要なのは、あくまでも!あ・く・ま・で・も!机上の空論での算数遊びですからねっ!!!!!骨組みの話ね。

 

 

現実的な新ターゲット数値を設定する

 

前回までのは何だたんダァって事ですね(汗)

でもね、この思考工程&試算工程は非常に重要なんです!

さぁ〜新ターゲット数値は、こうなるぜぇ〜

 

(新ターゲット数値)

*卸売価格 : 3,615円(店頭販売価格 7,000円、掛け率52%)

*年間販売点数 : 8,722本(月間販売点数 726本)

*卸売年間売上高 : 3153万円・・・約100万円売上UP

年間経費 : (仮)763万2千円

年間配送料 : 100万円

*粗利率 : 27.4% = 863万2千円

 

気付いた?

年間経費と年間配送料(これも経費ですが)をまかないつつ、利益出すって・・・掛け率上げるか、店頭販売価格を上げるしかないんですよね。

店頭販売価格は、自分が狙う空白ゾーンを考えると変更できません。

じゃ、無名ブランドが平均的な掛け率50%より上の掛け率でどう勝負するのか?

君ならどうする????

 

何度も言うけどさ・・・企画よりお金の方が大切だからねっ!!!!

アパレルブランドを継続していくにはね。

その継続が前提で、

いかに無名ブランドが市場に食い込むのか?

いかに売上を上げていくのか?

っていうワクワク・ドキドキの大冒険が少しづつスタートしまぁーす(笑)

 

じゃぁ、またね。

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