ジーンズのステッチの種類まとめ
無骨で男らしいワークスタイルから、スタイリッシュなモードスタイルまで様々なファッションの幹となるパンツ、それがジーンズです。
ストレッチの入った細身のモノから、作業用に作られたルーズなモノまで幅広く、それぞれに特徴があります。
その特徴を挙げ出せばキリがないのですが、おまかなデザインディティールを抑えておけばジーンズ選びのひとつの基準になるのではないでしょうか?今回は注目を集める事が少ないジーンズのステッチについてお話ししていきます。
まず、ステッチとは一体何なのかを説明させていただきます。
ステッチとは、簡単に説明すると刺繍などの刺し目、縫い目や編み目の総称だと考えてください。
縫う箇所や、縫う意図によってステッチは細かく分けられている事もあるのでジーンズ一本だけで見つけられるステッチの数も多いのではないでしょうか?
ーステッチの種類ー
・シングルステッチ
最も一般的なミシンの縫い方。
表と裏の縫い目の見た目が同じで比較的ハッキリとしたアタリは出にくいのが特徴。
・ダブルステッチ
二重ステッチとも呼ばれていて、シングルステッチを補強する為に二本のシングルステッチを平行に縫う、フロントポケットの縁やフライ部分に用いられる事が多い丈夫な縫い方です。
・トリプルステッチ
こちらもシングルステッチを三本平行に縫う縫い方、ダブルステッチ同様補強の為にペインターパンツやオーバーオール等のワーク色が濃い形に用いられる事が多い。
・チェーンステッチ
ジーンズの内股、ベルト、ヨークなど、ベースとなる部分に使われる事が多い縫い方。
裾上げなんかで耳にした事がある方も多いのではないでしょうか?
表と裏で縫い目の見え方が違う事が特徴で表に出る縫い目はシングルステッチの様に見えますが、裏は名前の通り鎖状の縫い目になっています。
洗うと糸が引き締まる事、生地との収縮率の違いから歪みがうまれ、浮き出た部分が擦れうねりのある色落ちが浮かび上がってきます。
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いかがでしたでしょうか?縫い方だけで案外話も広がるものですね。
是非今履いてるジーンズやお気に入りの一本のステッチ確認してみてください。
また新しい魅力が見えてくるかもしれませんよ。