【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#3
あけおめ。
アケオメ。
AKEOME.
持ち食った?
お年玉もらった?
風呂入った?
2020年がスタートしましたっ!
今年は、東京オリンピック・パラリンピックだぁ!
楽しみだけど・・・・多額なお金が掛かってるイベントですね(汗)
何をするにもお金が掛かります。
世の中、金じゃねーっていう人がたまにいますが・・・
アケオメなやつだぁ〜と思いますよ(笑)
昨年2019年は【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#1 , #2 と書きました。
新年一発目の BMC JOURNAL も、みんなが大好きなお金の話です(笑)
リアルガチで #アパレルブランドをやるって正気じゃないね って思ってる俺の生々しい話でも聞いてみてよ読んでみてよ( ͡° ͜ʖ ͡°)
じゃ、やりますか〜
【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#3
はい。
おさらいだよ。
アパレルブランドを維持する為に必要な年間経費は、(仮)763万2千円。
その年間経費をまかなう為の方法は・・・
*展開方法:卸売
*粗利率:25%
*年間売上高:3052万円8千円
でしたよね〜覚えてる?
アパレルブランドやりたいなぁ〜って思ってる人・・・算数というかお金の話が苦手な人が多くねぇ?
ぶっちゃけて言うと #お金に興味のない人はサラリーマンやっときな って話だよ。まじで。
まぁ、いいや。この話は(笑)
卸売価格と店頭価格を試算する
年間売上高:3052万円8千円を12ヶ月でどう稼ぎ出すのか?
その前に、売れる確率を少しでも上げる為に選択した卸売における下代と上代を設定しないといけませんよね。
*下代 = 卸売価格
*上代 = 店頭価格
ここで【?】を持った人は勘がいいねっ!
各価格って、売る側が決めれるんですよ。だからブランドやる人が決めればいいんです。
ただね
買ってもらわないといけない!
というミッションを背負ってるわけですよ〜これで食ってかないといけないのでね(汗)
まず、卸先にも買ってもらわないといけない。
次に、消費者に買ってもらわないといけない。
でないと・・・ブランドは継続できません!!!!
って事は、アパレル卸売の商習慣に従わないといけません。
俺はジーンズカジュアル市場でブランドを立ち上げて一発勝負してやろうと思ってるわけですから、ジーンズカジュアル卸売の商習慣に従いました・・・王道にケンカを売る。キャッチコピーなのにね〜テヘペロ♪(´ε` )
経験則上ですが、ジーンズカジュアル卸売での卸売価格は、設定する店頭価格の50%ほどです。
よくアパレル卸売ビジネスで出てくる掛け率50%ってやつですね。
この掛け率50%は、誰も知らないブランドがジーンズカジュアル市場に参入できるギリギリの上限だと肌感をもってました〜
って事で、俺が作るべきジーンズの販売価格と卸売価格をカチカチと試算してみると・・・
(卸売掛け率50%の場合)
1:販売価格 40,000円 → 卸売価格 20,000円
2:販売価格 20,000円 → 卸売価格 10,000円
3:販売価格 10,000円 → 卸売価格 5,000円
4:販売価格 5,000円 → 卸売価格 2,500円
なんとなく卸売価格が見えてきたでしょ?
この卸売価格は、ジーンズ1本の売上高です。
わかる?
ついてきてる?
目指すべき年間売上高は、3052万円8千円でしたよね。
じゃ、この年間売上高を各卸売価格で割っちゃえばいいんだよね。
何を求めるかっていうと・・・年間販売点数を試算するんだよ〜
(年間販売点数)
1:販売価格 40,000円 → 卸売価格 20,000円
→→ 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 20,000円 = 年間販売点数 1,526本(月間販売点数 127本)
2:販売価格 20,000円 → 卸売価格 10,000円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 10,000円 = 年間販売点数 3,052本(月間販売点数 254本)
3:販売価格 10,000円 → 卸売価格 5,000円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 5,000円 = 年間販売点数 6,105本(月間販売点数 508本)
4:販売価格 5,000円 → 卸売価格 2,500円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 2,500円 = 年間販売点数 12,211本(月間販売点数 1017本)
これで、年間売上高を獲得する為の卸売価格と年間販売点数の数値がバックリ見えてきましたよね。
卸売価格と店頭価格をリアルに設定する
こっからよりリアルに考えて、目指すべきブランドの目標を考えていきます。
でもね。
もうこっからは、肌感でしかできません!!!!
算数使いながら、自分の経験則を信じてリアルに設定していくしかないわけですよ〜(笑)
このね、緻密さとバックリ感がブランドビジネスには必要ってか、起業する人間はこの2つを持ち合わせないと・・・進んでいくと気が狂いますよ(笑)
じゃ、リアルに肌感ミックスで考えていきましょうか!
(俺の経験)
*サラリーマン時代は、国内ジーンズメーカーで店頭価格 10,000円 – 8,000円を主力に企画生産をやってた。
*年間販売点数 50-60万本。年間売上高 30億円。をサラリーマン辞める前まで数年続けていた。
って事で、俺の肌感では、こうなるんですよね〜
(肌感ミックスでの絞り込み)
1:販売価格 40,000円 → 卸売価格 20,000円
→→ 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 20,000円 = 年間販売点数 1,526本(月間販売点数 127本)
→→ 販売価格40,000円のジーンズの売り先は知らない(苦笑)そもそも4万円のジーンズなんて誰が買うんだよっ!
2:販売価格 20,000円 → 卸売価格 10,000円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 10,000円 = 年間販売点数 3,052本(月間販売点数 254本)
→→ 販売価格20,000円のジーンズの売り先は知らない事はない(苦笑)でも、そもそも2万円のジーンズなんて誰が買うんだよっ!こっちとら超無名なブランドなんだぜっ!月250本も売れるのか?
3:販売価格 10,000円 → 卸売価格 5,000円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 5,000円 = 年間販売点数 6,105本(月間販売点数 508本)
→→ 射程圏内じゃね?販売価格10,000円って。でも2016年だぜ(この当時は2016年です)?1万円のジーンズが売れなくなってきてるからな〜難しいか〜?でも、月500本の販売(卸)って、店舗数が取れれば可能じゃないか?ただ、こっちとら超無名なブランドなんだぜっ!
4:販売価格 5,000円 → 卸売価格 2,500円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 2,500円 = 年間販売点数 12,211本(月間販売点数 1017本)
→→ そもそも、ここは競争が激しいから無いわ〜(苦笑)NBの低価格商品から、いわゆる岐阜系商品が山ほどあるからな〜。興味ねぇーなー(苦笑)販売価格10,000円と比較すると月間販売点数は2倍だぜっ・・・これは大きな会社しかできないのでは?
*まさか、数年後にこの価格帯で大きく店舗数を伸ばすなんて・・・2016年では思いもしなかったです。はい。
俺の経験則上・・・最も経験値を活かせそうなのは
3:販売価格 10,000円 → 卸売価格 5,000円:年間販売点数 6,105本(月間販売点数 508本)
になります。が・・・・自分のブランドで食っていこうと心に決めた時にサラリーマン時代に気付いてたジーンズカジュアル市場における空白ゾーンはバックリとイメージしていましたよ。
要は、起業して、ブランド立ち上げて、攻めるならココだ!ってゾーンがね。
その狙っていたゾーンと自分の経験則を考えて導き出した設定値が・・・
狙:販売価格 7,000円 → 卸売価格 3,500円
→ → 年間売上高 3052万8千円 ÷ 卸売価格 3,500円 = 年間販売点数 8,722本(月間販売点数 726本)
3と4の間の空白ゾーンを自らのブランドで狙いにいこうと・・・食っていく為に、自分の経験値をフルに活かすにはここしかねーってイキってましたよね〜(笑)
ビジネスの骨格と新たな問題点・・・
食っていく為に立ち上げるブランドの骨格はこうなりました。
*年間経費 : (仮)763万2千円
*卸売年間売上高 : 3052万円8千円
*卸売価格 : 3,500円(店頭販売価格 7,000円)
*年間販売点数 : 8,722本(月間販売点数 726本)
*粗利率 : 25% = 763万2千円
ターゲットが明確になりましたが・・・・年間販売点数8,722本をクリアーする為の方法を考えないといけません!!!!
どうすっべ?
8,722本だぜっ・・・・・・何店舗に納品しないといけないんだ?
次は、この骨格を実現する為の肉付け設定を中心に書こうかな〜
おっと・・・・気付いた?
ここで新たな経費に気付いた人いたら、キミは才能あるよっ!
年間販売点数 8,722本(月間販売点数 726本)を店に届ける時って・・・
配送業者さんにやってもらいますよね・・・・・・
配送代金って考えとかないといけないんじゃないの?????
年間経費 : (仮)763万2千円 + 配送代金
になんじゃないの?
えっ・・・ってことは、経費が変わるってことは、売上金額も変わるってことか?
ってなわけで、肉付けの前に次回は配送代金の設定を書かないとな!!!
ね。
初めに言った通りですよ。
アパレルブランドを継続する為には、楽しい楽しい製品作りより、お金の方が大切だし、時間をかけないといけないんですよ(笑)