【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#6
コロナでアパレル業界・・・どうなるんだろう?
お店は閉まってたり、時短だったり、世の中外出禁止で来店しないし・・・どうなるんだ?アパレル業界は。
ブランドを継続するには、より【お金】が大切になる時期に突入ですね。
俺が当時 BLUE MONSTER CLOTHING を立ち上げた時もカジュアル市場は絶不調でジーンズが売れない状況でしたよ(涙)
でもね、『知恵』と『お金』があれば乗り切れるし、こんな状況だからこそ新しいアパレルブランドが立ち上がるべきです!
た・だ・し
俺と被らずにビジネスを脅かさないアパレルブランドを立ち上げて下さいね(笑)
このような厳しい市場の中、どうやってブランドを立ち上げるのか?
消費が落ち込んでいるこの時期にマーケットへ参入する余地はあるのか?
というわけで、今月の連載スタートです。
【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#6
覚えてるかい?前回(#5)の話は。
【 激白!ゼロからのアパレルブランドとお金の話 】#5
だんだんと数値が明確になってきましたよね。
数字が多くなってるけど大丈夫?
この数字について来れないと・・・アパレルブランドなんて継続できないですよ!まじで!
(ジーンズ展開規模&売上予算)
*展開店舗数:65店舗
*初回納品本数(点数):2,925本(1店舗45本納品)
*年間フォロー総数:5,797本(年間販売点数8,722本 – 初回納品2,925本)
*月間フォロー数:483本(年間フォロー数5,797本 ÷ 12ヶ月)
*1店舗月間フォロー数:7本-8本(月間フォロー数483本 ÷ 65店舗)
*1型1色 月間売上本数:約1本(7-8本 ÷ 9マーク)
*初回納品売上高:1,057万円(粗利290万円)
*年間フォロー売上高:2,096万円(粗利573万2千円)
*月間フォロー売上高:174万6千円(粗利47.8万円)
(予算クリアー条件)
*65店舗へ納品する
*1店舗45本を必ず納品する
*年間2回転の在庫回転率を維持する
意外と行けそうでしょ?この予算って(笑)
数字は立った。後は商品・・・アイテムですよね。ここから徐々に商品の話になるかもな〜。
でね。
覚えてます?
1店舗45本セットで納品しなくちゃなりません!!!!!
その設定はこうでしたよね。
(型展開)
*タイトフィット型
*レギュラーフィット型
*ルーズフィット型
→3型展開
(カラー展開)
*リンス
*ダークユーズド
*ライトユーズド
→3色展開
(サイズ展開)
*S,M,L,LL,3L
→5サイズ展開
3型 × 3色 × 5サイズ = 45 SKU
これを具現化していくのか?
これをどう市場へ IN させるのか?
隙間はどこなのか?
どこを攻めれば勝てるのか?
当時の俺の記憶を振り絞ってお伝えしていきますね〜( ✌︎’ω’)✌︎
今回は、数字が出てきませんよ(笑)多分・・・・
そしてね。
ここだけは意識して読んでって欲しいんですよね〜
【好きなモノを作って売る】のではなく、『食っていく為に』『ブランドを継続していく為に』という考えが最も重要な目的なので、【目的の為にモノを作って売る】っていう事を意識して読んでって下さいね!
売上が立つ可能性の高いジーンズ市場を狙えっ!
俺は、サラリーマン時代にメンズジーンズの企画を行っていました。
その時になぜ企業として、ブランドとして攻めないのか?という市場がありました。
1:¥6,000〜-¥7,000 のジーンズ市場
2:キングサイズ(大きいサイズ)専用市場
この2つは確実に消費者がいるのに、なぜ本気で攻めないのか?
プレイヤーがほぼ存在しない市場・・・つまりジーンズ市場において空白地帯。
ジーンズブランドで食っていく為には、ジーンズを製造して、販売(卸)して、お金にしないといけません。65店舗のお店に45本セットを納品しないと売り上げにはなりません。
じゃ。
1と2で65店舗45本セットを納品できる確率が高いのはどっち?
みんなは、どっちが確率高いと思う?
誰にも知られていないジーンズブランドが立ち上がります・・・
これから営業が始まります・・・
営業する店舗数が多いほど、営業を行い売り込めます!ここがポイントです!
市場において、サイズに縛られたニッチ市場を狙うか?価格においてニッチ市場を狙うか?という事です。
当時、1の空白地帯を持つ小売店舗は全国に1,500店舗以上は確実にありました。2は100店舗ほどしかありませんでした。
65店舗の展開を目指しす。
1だと全店舗の4%に納品できれば65店舗です。
2だと全店舗の65%に納品できれば65店舗です。
どっちがイージーですか?無名のジーンズブランドを営業するにあたっては。
1:¥6,000〜-¥7,000 のジーンズ市場
ですよね〜確率が高いのは。
ブランドを立ち上げるにあたって、狙う市場の65%を取るっていうのは至難の技です。4%ならいけそうでしょ?
アパレルって、スタート地点での判断って、確率を用いて判断する事って多いですよね(笑)
勘じゃ駄目なんですよ!常に根拠を定量的に説明できないとね!
¥6,000〜¥7,000 の市場は空白地帯・・・
なぜ俺がこの価格帯が市場の空白地帯だと考えたかっていうと・・・当時のジーンズ小売店舗における商品計画にありました。
(ジーンズ小売店舗の商品計画)
*¥8,000以上:NBジーンズ
*¥5,000以下:PBジーンズなど
この通り、2つの市場の提案しか小売店舗にはありませんでした。
構造としては、NBジーンズを見せ球に、PBで量を売るというものでした・・・こればっかやってたからジーンズ小売店舗は大きいところからおかしくなってるんですよね(爆笑)
ジーンズ小売の消費者層も上の2つの価格帯に分かれていました。
ここが!狙い目じゃねーか?!と思いません?
この2つの価格市場の間・・・プレイヤーがいません = 消費者がいません。無名ジーンズブランドで市場を作れるチャンスがあります。
¥8,000以上のクオリティーを実現し、価格はそれより¥1,000以上安く供給する・・・
絶対に!消費者に響く!と確信しましたよ。
これって、ビジネスには鉄則の戦法ですよね(笑)
俺、天才!って自画自賛しましたよ( ✌︎’ω’)✌︎当時はね・・・・・
*しかし、実はこの戦法ってメジャーが行う戦法なんですよね〜この事実に気付き、死にかけるのは未だ先の話です・・・・・
65店舗展開のジーンズブランドの立案
今回は小難しい数字が出て来ないから読みやすいんじゃないかなぁ〜なんて思いながら、ここまで書いて見ましたよ。
*展開店舗:65店舗
*1店舗納品本数:45本(3型3色5サイズ)
*狙う市場:¥6,000〜¥7,000の空白地帯
*アイテム:¥8,000以上のNBジーンズのクリティー且つ価格は¥7,000を目指す
で、できたジーンズが初期 BLUE MONSTER CLOTHING なんです。
と、頭の中と机上では、鉛筆をナメナメすると何となく組み上がるのがアパレルブランドです。
予算は必達。
じゃ、そうやってブランドを流通させてるのか?って事をより現実的に考えていかないといけません。
*65店舗をどう獲得するのか?
*1店舗45本セットをどう納品するのか?
在庫回転率とか色々と条件ありますが・・・まずはブランド立ち上げに必要な行動である【営業】です!!
あっ、
その前に・・・・営業する為には、あれが必要ですね。アレね。
そう!【サンプル】です!
次回は、このサンプルの事をお金と交えて書こうかな〜٩( ᐛ )و